
音声翻訳アプリが必要になるのは、たいてい外国語の音声がすでに目の前にあるときです。
旅行先で相手が返事を待っている、パソコンで海外のライブ配信を見ている、字幕のないポッドキャストを聞きたい。どれも「音は聞こえるのに意味が分からない」という点は同じですが、適した翻訳方法は異なります。
短い対面のやり取りなら会話翻訳、配信や会議が進行中ならリアルタイムの同時通訳、音声リンクやファイルが手元にあるなら音声を取り込んで時間に連動する二言語字幕を使います。
| 今の状況 | 適した翻訳方法 |
|---|---|
| 目の前の人と話している | 短い会話は会話翻訳、長い対話は双方向の同時通訳 |
| 端末で配信・会議・授業を再生している | 片方向の同時通訳またはリアルタイム字幕 |
| ポッドキャスト、録音、音声ファイルがある | 音声を取り込み、原音と二言語字幕で聞く |
| 別の言語の音声作品を作りたい | 編集と音声書き出しに対応した吹き替え機能 |
目の前の人と話すなら、会話をその場で翻訳
飲食店での注文、ホテルのチェックイン、道案内などでは、録音全体の処理を待つことはできません。一文を理解し、返事をして、自然に会話を続ける必要があります。
交互に話す場面では会話翻訳が分かりやすい方法です。二人が使う言語を選び、話す側のマイクをタップします。原文と訳文を確認して相手に訳文を見せるか再生し、相手の返事はもう一方のマイクから翻訳します。
重要な場面の前には、「予約は明日の15時です」のように日時と数字を含む文で試してみましょう。名前や数字が正しく認識されたかも確認します。原文に誤りがあれば、何度も言い直すより原文を修正してから再翻訳する方が確実です。操作は会話翻訳の使い方で確認できます。
打ち合わせや長い交流では、毎回ボタンを押すと会話が途切れます。その場合は双方向の同時通訳に切り替え、二つの言語を継続して認識・翻訳し、字幕や訳音声で会話を追います。
端末で再生中の音声は、進行に合わせて翻訳
ライブ配信、オンライン会議、ウェビナー、授業は、翻訳を待っている間も先へ進みます。この場面では、再生中の音声を追い続ける片方向の同時通訳やリアルタイム字幕が必要です。
パソコンでは、音声を再生しているアプリまたはシステム音声を入力元に選びます。スピーカーの音を部屋のマイクで拾い直すより、会議やブラウザーの音声を直接受け取る方が安定します。スマートフォンでは、利用中のモードに表示されるマイクやライブ音声を選びます。
翻訳カモメのAI同時通訳では、状況に合わせて次のように使い分けられます。
- 会場の講義やスピーチを聞くときは、マイクで周囲の音を取り込む。
- パソコン上の配信・会議・授業には、該当する端末音声を選ぶ。
- 相手の話だけを理解したいなら片方向、自分の発言も訳したいなら双方向を選ぶ。
- 画面を見続けたいときは訳音声を聞き、人名・数字・専門用語は原文と訳文の字幕で確かめる。
録画済みの番組でも、その場で内容だけ分かればよいならリアルタイム翻訳が使えます。後で同じ箇所に戻ったり、速度を落として聞いたりするなら、音声として取り込む方が便利です。
音声ファイルがあるなら、処理してから自分のペースで聞く
ポッドキャスト、講義録音、ローカルの音声ファイルは、すでに最初から最後まで存在します。音声全体を先に処理し、再生時間に対応した原文と訳文の字幕を作れます。
翻訳カモメのデスクトップ版で「オーディオ翻訳」を開き、対応する音声・ポッドキャストのURLを貼り付けるか、ローカル音声を選びます。実際に話されている言語と、読みたい言語を指定します。元の字幕があれば利用し、なければ音声認識で原文を作成します。
処理後も再生されるのは原音です。原文と訳文は再生位置に合わせて表示されます。字幕の行をクリックすればその発言へ戻り、速すぎるときは再生速度を下げられます。長い音声は「あとで聞く」に保存でき、認識を誤った一行だけを修正して再翻訳することもできます。
長い音声ほど、この方法が役立ちます。スマートフォンをスピーカーに向け続けたり、数秒ごとに停止して訳文をコピーしたりせず、一度処理したあとに自分のペースで聞き進められます。
字幕を読みたいのか、訳音声を聞きたいのか
「英語の音声を日本語に翻訳したい」という希望でも、必要な結果は人によって違います。
内容を理解しながら確認したい場合は、二言語字幕が便利です。訳文で意味を追い、原文で人名・地名・作品名・専門用語を確かめられます。録音では字幕が再生時間と連動していると、気になる発言へすぐ戻れます。
歩きながら聞くときや、配信画面・会場に目を向けたいときは訳音声が向いています。同時通訳なら話が続いている間も訳音声を再生できます。
公開や編集に使う別言語の音声ファイルが必要なら、それは吹き替え制作です。訳音声の書き出し、時間調整、用語や話し方の修正が必要になります。翻訳カモメのオーディオ翻訳は、原音と同期した二言語字幕で内容を聞き取るための機能で、吹き替え音声ファイルは作成しません。進行中の講演・配信・会議には同時通訳を使います。
外国語の音声がどこから来ても、翻訳カモメひとつで対応できる
相手が返事を待っているなら会話翻訳、配信・会議・授業が進行中なら同時通訳を開いてマイクまたは端末音声を選びます。ポッドキャストや録音、ファイルが手元にあるならオーディオ翻訳へ取り込みます。
原言語と翻訳先の言語を選べば、進行中の内容はリアルタイムで、保存済みの音声は処理後の同期字幕で理解できます。名前や専門用語は原文で確かめ、画面から目を離せないときは訳音声を聞きましょう。
次に外国語の音声で困ったら、翻訳カモメを開き、目の前の音に合う入口を選んでください。会話も、視聴中の番組も、聞きたかった音声も、そのまま先へ進められます。
